たまがわおしゃべりカフェ
掲示板でも、会員の皆様から寄せられた、イベントの耳より情報が聞けるかも…?
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七夕と狂言の宴
茂山千三郎と竹灯りの小径
夏の盲導犬協会訓練センター
見学会
第3弾 たまがわサロン・ド・グルメ
[お料理セミナー]
たん熊北店「京の行楽弁当(京料理)講座」
第3弾 たまがわサロン・ド・グルメ
[お出かけセミナー]
銀座トリコロール「ご家庭での美味しいコーヒーの淹れ方講座」
第2弾 たまがわサロン・ド・グルメ
[お料理セミナー 第3回]
「〜贅沢な味わい〜 鎌倉山 ローストビーフ講習会」
第2弾 たまがわサロン・ド・グルメ
[お出かけセミナー 第3回]
「〜塩瀬総本家 本社を訪ねて〜 和菓子をつくる」
第2弾 たまがわサロン・ド・グルメ
[お料理セミナー 第2回]
「〜イゾラ トラットリアで学ぶ〜 本格派 ナポリピッツァ教室」
第2弾 たまがわサロン・ド・グルメ
[お出かけセミナー 第2回]
「〜サンクゼール・ワイナリーを訪ねて〜 マイワインをつくる」
第2弾 たまがわサロン・ド・グルメ
[お料理セミナー 第1回]
「ヴェルテ・スパで秋のワンプレートディッシュを学ぶ」
第2弾 たまがわサロン・ド・グルメ
[お出かけセミナー 第1回]
「福光屋『SAKE鏡花』で学ぶ 料理に合う日本酒の選び方・楽しみ方」
第2回 MUSIC FESTIVAL
TAMAGAWAミュージックコンテスト
たまがわサロン・ド・グルメ
第2回「イレール・ドゥーブルで島田哲也オーナーシェフのグルメレッスンを受ける」
たまがわサロン・ド・グルメ
第1回「たん熊北店で栗栖正博さんに直接指導を受けよう」
Events & Report updated August 22,2007

イベントレポート

S・Cのイベント体験レポート。会場で見つけたトピックをお伝えします。


銀座トリコロール「ご家庭での美味しいコーヒーの淹れ方講座」

 さわやかな初夏の日ざしがまぶしい5月24日(木)の昼下がり。少し汗ばむほどの陽気です。
期待に胸をふくらませた皆さんが集合したのは、銀座のあずま通り沿いにあるレンガ造りのクラシックなお店。外観からして瀟洒な佇まいのこの建物こそが、落ち着いた雰囲気の中美味しいコーヒーをじっくり楽しめると評判の銀座トリコロール(南館 5F)の本店です。
昭和11年創業という歴史あるトリコロールにて、今回は家庭で実践できる“美味しいコーヒーの淹れ方”を学べる、とっておきのセミナーです。


 はじめに(株)トリコロール 広報の水野さんよりごあいさつと、セミナーの工程についての説明をしていただきました。続いて、今年の4月より社長から会長になられた柴田誠氏より、トリコロールの歴史をひもとく楽しいお話を伺いました。木村コーヒー店(現・キーコーヒー)創業者である父上のもと誕生した八人きょうだいの四男が柴田会長。4、5歳の時より早起きのお父さまが淹れたカフェオレを飲んで育ったという、生粋のコーヒー育ち。お兄さんも全日本コーヒー協会会長という、まさにコーヒー一家なのです!

 昭和11年、レギュラーコーヒーを広く普及させるために開店したトリコロール。キーコーヒーとは兄弟会社にあたります。
約100m2の面積に「天井を高くして星でも見よう」と建てられたという現在の店舗は3代目。煉瓦造りに入り口の回転ドア…。とにかくロマンティックな建物は一見の価値あり!開店当初は男性学士のアルバイト店員さんばかりで、女性の店員さんは一切いなかったそう。かっこいい学士目当てに女学生や芸者さんが多く訪れたという、名店ならではの素敵なエピソードも!映画や小説のようで思わずときめきます。


 次に種類、栽培から焙煎に至るまで、コーヒー豆についてのお話。ひとくちにコーヒーといっても、品種はさまざま。一般的にアラビカ種と呼ばれるものが1ランク上と言われているけれどそれは好みの問題かも、と会長。コーヒーの栽培に適している場所は標高が高く、寒暖の差が激しいところ。同じ品種のコーヒーでも栽培される農園によって随分差が出るそうです。そして焙煎(ロースト)。焙煎方式もさまざまで、豆の下から高温の風を送る熱風型ロースターが最新。もっとも普及しているドラム型を中心に現在、日本全国で200〜300あるといわれます。焙煎のレベルがコーヒーの味に非常に影響するのだそう。

それぞれの豆に適した、味をしっかりと生かすロースティングがなされているかどうか。すべては焙煎職人の腕にかかっているのです。ちなみに玉川高島屋S・C内の銀座トリコロールで販売されている豆は、4つの自社工場より焙煎したその日のうちに直送されているもの。量を多く作れない貴重なもので常に新鮮さが保たれています。買ったコーヒー豆は10〜15℃で冷却し、一昼夜おくのがおすすめ。3日目から7日目くらいがもっとも美味しく飲むことができるのだとか。豆や焙煎について実にくわしくお話くださった会長がここで一言、「私は喫茶屋であって、コーヒー豆屋ではありません」。…“喫茶”にプライドを持つ会長ならではの名言です。



 その言葉に続き、お話はコーヒーの淹れ方について。焙煎と同様に淹れ方もさまざま。しかしコーヒーの味を一番素直かつ忠実に引き出せるのはドリップ方式。トリコロールではネル生地を使った、ネルドリップ方式を採用。新品のネルはそのまま使わず、一旦コーヒーで煮てから使用しているとのこと。家庭ではあつかいやすいペーパードリップ方式が一般的です。「薄いのがアメリカンコーヒー」という常識はウソ、という目から鱗のようなお話にはびっくり。アメリカンといえども淹れ方は同じで、焙煎が浅い、白っぽい色の豆を使っているものがアメリカンコーヒー。また、アメリカンなどの浅い焙煎のものよりストロングローストの方がカフェインが少ない、コーヒーそのものはアルカリ性だけど砂糖を入れると酸性飲料となる、など思わず誰かに教えたくなるようなお話も!コーヒー豆は挽くと香りがすぐにとんでしまうので、飲む直前に挽くのが理想的。味わうシチュエーションによって豆の種類を選び、コーヒーを楽しんでほしいと会長。コーヒーに対する愛情にあふれた楽しいお話に熱心に耳を傾け、メモをとられる皆さん。いただいたテキストにも抽出や保存方法、シチュエーション別の会長のおすすめ豆リストなどの情報が満載。今日の講座終了後も家庭での“コーヒー手引き書”としてずっと重宝すること間違いなしです。


 次は実践編へ。まずはブランドマネージャー 佐藤愛子さんによるデモンストレーションです。さわやかで愛らしい風貌の佐藤さんですが、叩くようにネルをしっかりと絞るさまはとてもかっこいい!淹れていただいたコーヒーをテーブルにて試飲。最初はそのまま、次に砂糖を加え、最後にクリームを入れて味わいます。変化する味わいにうっとり。香りよくバランスのとれた酸味はプロならではです。「一定の味を常に淹れられるようになってこそ一流」と会長。トリコロールでは年に一度コーヒー技術者検定を実施し、厳しい目でプロ中のプロを選定しているのだそう。続いて家庭でも手軽に扱えるペーパードリップにて淹れていただきました。

 そしていよいよ参加者による実践へ!各テーブル4人のグループに分かれ、1人ずつペーパードリップでコーヒーを淹れます。先ほどの佐藤さんのデモンストレーションを真剣に見つめていたものの、いざ自分が淹れるとなると緊張…。しかし各テーブルごとに佐藤さんや玉川高島屋S・C店 伊藤店長、他の皆さんがしっかりとついて指導してくれるので安心!それぞれのテーブルを回りながら、ニコニコと気さくにお話をする会長はさながら“コーヒー学校の校長先生”のようです。同じ手順のはずなのに、ほんのわずかなタイミングや量の違いなどでまったく異なる味になるのがコーヒーの難しさでもあり、奥深さでもあります。皆さん慎重に丁寧に、そして時に大胆に?!コーヒーを淹れる楽しさを満喫しました。



 最後にはトリコロール特製のエクレアとコーヒーをいただきながらの歓談タイム。お店でひとつひとつ焼いているエクレアは出来たてサクサク!その美味しさには感激の声が上がるほど。
そしてエクレアにはやっぱり淹れたてのコーヒーが良く合います。スッキリとした喉ごしが美味しいアイスコーヒーとアイスラテまで試飲させていただき、皆さん大満足で「ごちそうさまでした!!」。

 コーヒーの魅力を大いに体感した楽しい時間はあっという間。大充実の講座に加え、「ご家庭でもすぐに実践できるように」とうれしいおみやげまでいただきました。その内容はというと、陶器製の可愛い“ツーウェイドリップセット”とトリコロールオリジナル アンティックブレンド豆、そして特製のアップルパイがなんと1ホール!おうちで待っているご家族の方もさぞ大喜びされたことでしょう。あざみ野にお住まいの参加者の方は、「とってもいい雰囲気の中、とにかくおもしろい講座でした。今日習ったことを家でもさっそくやってみます!!」と満面の笑顔でした。
毎日に欠かせない身近な飲み物、コーヒー。トリコロールではプロが淹れたコーヒーを味わい、家庭ではじっくりと自分で淹れたコーヒーを美味しく飲むことができたら本当に素敵です。会長をはじめとするトリコロールの皆さん、本当にありがとうございました。