イベントレポート

S・Cのイベント体験レポート。会場で見つけたトピックをお伝えします。

update 2017/05/26

1952年創立の児童図書出版社、福音館書店。

同社が1956年より刊行する

月刊物語絵本「こどものとも」は、

時代をこえて、子どもたちをワクワクさせ続けています。

【絵本とおともだち展】は、その創刊60周年を記念して催されました。

お子さまの笑顔や、

子ども時代を懐かしむ幅広い世代のお客さまの“想い”に包まれた会場では

その日、どんな新しい物語が生まれたのでしょうか――

(C)Yuriko Yamawaki /
(C)Seiichi Horiuchi /
(C)Maki Taya, Yoko Yamamoto /(C)Hirotaka Nakano /
(C)Kako Research Institute Ltd. /
(C)Akiko Hayashi / (C)Wakiko Sato

会場入り口には、創刊時から2016年までに刊行された「こどものとも」の表紙がずらり。その数720と、圧巻のお出迎えです。 ときどきのスターが表紙を飾り、歩を進めるごとに「この絵本大好きだった!」と、思わず叫んでしまうご来館者多数。さらには、その絵本の登場人物が自分よりずいぶんお兄さん・お姉さんだったという事実が判明し、絶句や嘆息さえ漏れ聞こえた会場です。

“わたしの絵本”として手垢で黒く染め、破れるほどに何度も何度もページを繰ったその本は、自分が生まれるより前に誕生し、実はお母さまの子ども時分に刊行された作品だったり…と。
中には「え!? おばあちゃんも小さい頃、このご本読んだの???」という、三世代バージョンのお子さまの、可愛らしい声も聞かれました。

【にんきもののおたんじょうび】コーナーには絵本の登場人物たちがひしめき合い、誕生日(作品が刊行された年月)とともに紹介されていました。

ライオンの王様、ジオジオ(『ジオジオのかんむり』ほか)や、イギリスの昔話の再話『三びきのこぶた』のぶたさんたちは1960年。63年には、あの『ぐりとぐら』、67年には今年2月に50歳を迎えたというだるまちゃん(『だるまちゃんとてんぐちゃん』ほか)の姿もあって、「こどものとも」創世記の60年代にはすでに、今なお大人気の絵本が誕生していたのです。

お母さんお父さんの世代は『はじめてのおつかい』(1976年)のみいちゃんあたりが同じ歳の頃でしょうか?そして、「じぷただ!」「ぐりとぐらだ!」とまぁるい声を上げていたお子さまたちは、2011年生まれの黒い犬、『あむ』よりも、ちょっとだけ小さいのかもしれませんね。

続くコーナーには絵本の中を自由にはばたける、さまざまな仕掛けがありました――

今はお父さん、お母さん、おじいさま・おばあさまへと成長した大人もかつては、絵本の中の住人でした。子どもだったことのない人は、一人としていないのです。そして、「だるまちゃん」シリーズや「ぐりとぐら」シリーズ、イギリスの昔話『三びきのこぶた』など、作品に多くの人たちが親しんでいたことには驚かされます。

福音館書店を通じて、誰もがぐりとぐらが作ったカステラを頬張る夢を見、だるまちゃんと雪合戦をし。それぞれの絵本やキャラクターとの思い出は即座に紐解くことができ、60年という長い年月も一瞬にして遡れてしまうもの。絵本が刻む記憶とは魔法のような、あるいはまるでおとぎ話のような、そんな不思議なものなのかもしれません。

時が流れてこの先、何かが変わったとしても、だるまちゃんやぐり、ぐらは、そっと私たちに寄り添って連綿と語り継がれることでしょう。

教科書に載っていたモンゴル民話『スーホの白い馬』(1967年)。お話をすっかり忘れてしまったので、もう一度読んでみようと思う、取材者でした。

おしまい。

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