盲導犬レポート

盲導犬レポート Vol.12

のんびりとおだやかに。引退後もずっと、人と共に。

ユーザーと共にイキイキと暮らしてきた盲導犬も、10歳を過ぎると引退を迎えます。安全な歩行のサポートという仕事を若い盲導犬にバトンタッチして、セカンドライフを始めます。引退犬飼育ボランティアの家庭に迎えられて、普通の飼い犬としてのんびりと余生を過ごす犬もいれば、子犬時代に過ごしたパピーウォーカーの家に10年ぶりに帰り、懐かしい家族と暮らす犬、富士ハーネスの陽光あふれる引退犬棟で、ゆったりと暮らす犬もいます。環境こそ違っても、どの犬も人と共に、愛情いっぱいに暮らしていることは同じ。それを知っているからこそ、ユーザーも安心して新しいパートナー犬と歩み出していけるのです。

繁殖犬の飼育からパピーウォーカー、訓練センター時代、そして引退後まで、盲導犬の一生は、たくさんのボランティアの方の愛情のバトンリレーによって支えられています。 S・Cカードが(公財)日本盲導犬協会にお届けしてきた皆さまの貴い善意は、さまざまなところで活かされてきました。 これからも皆さまと共に、盲導犬育成に協力してまいります。

盲導犬レポート Vol.11

愛情いっぱい育ててくれたパピーウォーカーの元から訓練センターへ。

生後2カ月からパピーウォーカーの家庭で愛情いっぱいに育てられた盲導犬候補の子犬は、1歳になると「パピーウォーキング修了式」を迎えます。この日から訓練センターに戻り、盲導犬になるためのトレーニングがスタートします。修了式では、約10カ月の間で見違えるように大きくなったパピーを送り出すため、パピーウォーカーの皆さんが涙する場面も。ともに過ごした間は、子犬がさまざまな経験を吸収する時期です。

家族の一員としてたくさん遊び、いろいろな場所へ連れて行ってもらい愛情たっぷりに育てられたことで、人を信じ、人と一緒にいることが大好きな犬に成長しました。盲導犬候補犬にとって「人と一緒にいることが楽しい」と思うことがいちばんの宝物。盲導犬としてユーザーと一緒に暮らし、安全歩行のお手伝いをする上で、パピーウォーカーが育んでくれた「人への信頼」はなによりも大切なものだからです。この春も、たくさんの子犬たちが巣立っていきます。

盲導犬レポート Vol.10

「お手伝いしましょうか」の一言から、
盲導犬ユーザーが安心して歩ける社会に。

ユーザーと盲導犬は、お互いを信頼しながら歩いているのだそうです。周囲の人たちはそっと見守る姿勢がいちばん大切ですが、もし困っている様子があれば、まず盲導犬ユーザーに「何かお手伝いしましょうか」と声をかけ、事情を伺ってください。道に迷っている方に現在地や目的地までの道順を説明する際には、たとえば「次の角を左に」ではなく「5mほど先の角を左に」と説明する。そのように、目で見えていることを言葉に変えると親切です。

別れ際にも「着きましたよ」「ではさようなら」など、必ずひと声かけてください。盲導犬は身体障害者補助犬法により、盲導犬ユーザーと一緒にお店やタクシーなどの乗り物を利用することができます。盲導犬に対しては、犬同士を遊ばせようとしたり、触ったり正面からじっと見ること、口笛を吹く、食べ物をあげるなどすると、盲導犬の気が散ってしまうので避けましょう。皆さまが勇気を出してかける一言は、ユーザーにとって大きな安心になります。

盲導犬レポート Vol.9

みなさまの貴い善意によって、
盲導犬の将来を担う訓練士が育っています。

10月に玉川高島屋S・Cで開催をした「盲導犬ふれあい広場」。スタッフに交じって盲導犬訓練士学校の学生が活動していました。盲導犬の訓練はもちろん、盲導犬ユーザーと向き合うプロとなるべく学ぶ彼ら。入学して1年目はすべてが初めてのことで、悩んだり、時には涙することもあるそうです。しかし2年目になると、ユーザーと盲導犬との歩行をより快適にするためにはどのような訓練が必要か、「盲導犬を育成する」という視点で考え、自分ならではの訓練方法を見いだしていきます。

学年ごとにテーマを決めて自由研究に取り組んでいますが、コート着用が犬の体温調節の負担にならないかどうかを調べたり、暑い日の盲導犬歩行について研究するなど、学生らしい発想が随所にみられ、その研究成果も注目されています。また、「島根パピネス」「富士ハーネス」に、目の見えにくい子供達を招いて開催された「ワン!ぱくっコ・サマースクール」では、将来、盲導犬ユーザーとなるであろう子供達と交流。学生達にとっても貴重な体験となり、多くのことを学びました。 このように盲導犬の将来を担う若者達の育成にも、皆さまの貴い善意が生かされています。

盲導犬レポート Vol.8

盲導犬は共に歩み、世界を広げていくパートナー。

盲導犬ユーザーになったばかりの人からよく聞かれるのが「白杖歩行は行く手を確認しながら、石橋を叩いて渡るような歩き方でしたが、盲導犬と一緒なら風を切って歩け、感動しました」という声。段差や曲がり角、障害物を教えてくれる盲導犬を信頼し自由に歩くことができるため、それまで避けがちだった外出を心から楽しめるようになったユーザーもたくさんいます。

通勤通学だけではなく、ショッピングや旅行など、行動範囲が広がるとともに趣味の世界も豊かに広がっていきます。なかには、ハイキングやロッククライミング、マラソンに挑戦する人も。安全な歩行だけではなく、可能性を広げてくれ、手を伸ばせば温もりで癒してくれる盲導犬は、ユーザーが自分らしく生きて行くためのかけがえのないパートナーです。希望するすべての人が盲導犬と暮らせることが理想ですが、まだまだ盲導犬の数が足りません。

盲導犬レポート Vol.7

賢さ、優しさ、愛らしさにふれ、盲導犬をより身近に感じていただく機会に。

玉川高島屋S・Cが毎年春と秋に開催している「盲導犬ふれあい広場」は、1993年から続くイベント。南館1プラザで、盲導犬デモンストレーションや盲導犬体験歩行などを実施しています。人と犬との信頼の絆の深さや、犬たちが"楽しく生き生きと"訓練している様子が伝わることでしょう。盲導犬は人なつこく温厚な性格ですから、初めての方も安心して体験歩行にチャレンジしてください。

お客様からは、「盲導犬の大切さや、盲導犬を必要とする人のことを知るきっかけになった」「盲導犬の賢さにはびっくりした」といった声とともに、多くの善意が寄せられています。「身体障害者補助犬法」により、公共交通機関や病院、レストラン、スーパーなど、盲導犬ユーザーとどこへでも一緒に入ることができる盲導犬。街で盲導犬が活躍している姿をもっと日常的に目にすることができるように。

盲導犬レポート Vol.6

盲導犬を育てる訓練士の養成にも、みなさまの温かな善意が活かされています。

日本初の盲導犬訓練士学校は、盲導犬の将来を担う優秀な訓練士の養成を目指して、平成16年に開校しました。訓練理論や犬の健康管理、視覚障害リハビリテーション、訓練実習、一般教養などを2年間学ぶ基礎科と、より専門的な研究や実習を行う1年間の専修科があります。日本盲導犬協会では、盲導犬のみならず人と共に生きるすべての補助犬の訓練において基本となる知識を修得した訓練士の養成が、広く障害者福祉に貢献するとの考えから、入学金・授業料は無料とし、協会に寄せられた貴い募金で運営しています。 「自分で訓練方法を考えること」も訓練士になるための大切な学びのため、新入生は試行錯誤の連続。

時には悩みや悔しさから涙を流すこともあるそうです。そんな彼らも日々盲導犬候補犬と過ごす中で、多くの発見と工夫を重ね、効果的な訓練法を見いだしていきます。2年生になると、玉川高島屋S・Cの「盲導犬ふれあい広場」に授業の一環として参加。今秋開催のふれあい広場では、デモンストレーションや体験歩行などに一生懸命に取り組む学生たちにも、どうぞご注目ください。

盲導犬レポート Vol.5

街角で私たちにできるお手伝いは、そっと見守ることから始まります。

街で盲導犬を見かけたことはありますか。 何かしたいと思っても、方法が分からない方も多いでしょう。大切なことは、盲導犬が仕事に集中できるようにそっと見守ること。そして盲導犬ユーザーが困っている様子の時には、「何かお手伝いしましょうか」の一言から始めてみましょう。例えば交差点で犬は信号の色を判断できないため、ユーザーは車の流れる音だけが頼り。「赤ですよ」などと声で教えてもらえることは何よりのサポートです。

また、目的地までは頭の中の地図に沿って歩いており、道に迷ってしまうことも。そんな時、今いる場所や道順を教えてもらえるだけでも助かります。もし案内できる時には、ユーザーの手が空いている側の半歩前に立ち、自分の肘か肩を軽くつかんでもらって一緒に歩きます。その際、歩き出す、止まる、左右、階段の上り下りなどを伝えると安全です。目的地に着いたら、「着きましたよ、ここまででいいですか」など別れ際には声をかけて。 誰もが安心して歩けるやさしい街に・・・。S・Cカードはこれからもお役に立ちたいと願っています。

盲導犬レポート Vol.4

盲導犬の訓練は、“できたら褒める”が基本。

盲導犬の候補犬たちは1歳頃から約1年間、盲導犬デビューを目指して訓練センターで生活します。さぞ厳しい訓練をしているのだろうと想像されるのですが、実は犬たちが大好きな遊びを取り入れた楽しいもの。段差を教えたり、障害物をよけるといった盲導犬としての仕事を、ゲーム感覚で身に付けていきます。

訓練士のみなさんは常に、犬たちが楽しく理解しやすい訓練を研究しているそうです。犬への指示は、方言や男女言葉の違いで犬が混乱しないよう、"COME" "SIT" など英語で統一。褒める時も"GOOD!"です。 基本は、"できたら褒める"。人間の子育てと相通じるものがありますね。

盲導犬レポート Vol.3

自由な外出をサポートする盲導犬。
風を切って歩く心地よさも喜ばれています。

盲導犬の仕事は、目の見えない人や見えにくい人が、行きたい時に行きたい場所へ自由に出かけていくお手伝いをすることです。盲導犬ユーザーと一緒に歩く様子は盲導犬がお連れしているように見えるかも知れませんが、実はそうではありません。盲導犬ユーザーは目的地までの地図を記憶していて、それに沿って盲導犬に指示しながら歩いています。盲導犬の役割は、道路の端を歩く、段差などで止まる、障害物を回避する、曲がり角を教える、近くの目標物に誘導すること。

盲導犬と暮らし始めた方からは「風を切って歩く心地よさを思い出した」「人と出会う機会が増えた」「マラソンなどに挑戦する気持ちが生まれた」など、喜びの声が寄せられています。盲導犬は、安全と気持ちの両面を支えるパートナーだということでしょう。現在、約7,800人の方が盲導犬を希望していると言われていますが、活動している盲導犬は約1,000頭。まだまだ足りません。 盲導犬を1頭でも多く育成するために、S・Cカードは皆さまの貴い善意を日本盲導犬協会にお届けしています。

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