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｢G線上のアリア」で、気分はすっかりヴァイオリニスト！
ヴァイオリンに憧れのイメージを持っている方、たくさんいらっしゃいますよね。特に、昨年秋から暮れにかけて放映されたテレビドラマ「G線上のあなたと私」を観て、すっかりヴァイオリンに魅了されたという方がますます多くなったように思います。
もちろん、もともと、原作であるいくえみ綾さんの同名漫画の大ファンという方もたくさんいらっしゃいますから、ヴァイオリン人気再燃というべきかもしれません。そんな憧れ気分の盛り上がりに呼応して、玉川テラスでは、大人のための「初めてのヴァイオリン」講座が開かれました。
実は、去年10月にも一度アクティビティを開催しているので、玉川テラスでは2回目。今回初めてという方も、前回に次いで2度目という方も、ヴァイオリンに触るだけで気分が盛り上がります。講師を務めてくださった竹重さんの優しい雰囲気に、すっかりリラックスしてヴァイオリンを楽しんだ参加者。2時間経つ頃には、しっかり「G線上のアリア」の旋律が聞こえてきました。
挑戦するのは、あの、有名な「G線上のアリア｣！
そもそも、｢G線上のアリア」とは、J.S.バッハが作曲した「管弦楽組曲第3番ニ長調BMV1068」第2曲の通称。もともとは管弦楽曲だったものをピアノ伴奏付きのヴァイオリン独奏用に編曲されたものなのだとか。4本あるヴァイオリンの弦のうち、最低音の弦＝G線のみで演奏するから、｢G線上のアリア｣。その名を耳にするだけで、あの印象的な美しいメロディーが頭に浮かびます。
誰もが知っている甘美なあの旋律。初めてヴァイオリンを触るのに、いきなりその曲に挑戦とはなんとも無謀というものではありますが、そこは大人のための初めてレッスン。準備運動なしにいきなりハイライトというのも、大人ならではの“醍醐味”というものです。もちろん、講師の竹重さんは、まったくの初心者でも「G線上のアリア」演奏の気分を味わえるように、アレンジした楽譜を用意してくださいました。
“ヴァイオリニスト”気分、“G線上のあなた”気分……。至福の2時間が過ぎていく。
華麗にして繊細。オーケストラの花と誰もが認めるほどの憧れの楽器、それが「ヴァイオリン｣。弓で弦を擦って音を出す、ヴァイオリンを弾く演奏者の姿の美しさに魅了されたという方も多くいらっしゃることと思います。
ヴァイオリンに触ったこともない方、習ってみたいと思っていたけれど尻込みしていた方、一度試しに触ってみたいと思っていた方、お嬢さんが小さい頃習っていらした楽器が家に置いたままになっていたので……という方、参加者の動機はさまざまでしたが、ヴァイオリンに対する憧れは全員共通の思い。
演奏者として活躍する傍ら、教えることにも情熱を注いでいる竹重さんの優しい指導でどうにかこうにかそれらしき音が出せるようになっていきました。
まず初めに弓の持ち方、指の添え方から始まり、ヴァイオリン本体の構え方、角度、弓のあて方……。ここまででちょっと汗をかいてしまうほどの緊張。力を抜いて、と言われても全身に妙な力が入ってしまいそうです。でも、どうにかこうにか、綺麗な音が出た瞬間の嬉しさはなにものにも代えがたいほどの喜びがありました。音楽の素晴らしさは言うまでもありませんが、楽器に触れる楽しさ、みんなで弾く面白さを手軽に味わえるのが、このアクティビティの良さだとつくづく思う至福の時間。
ヴァイオリンも弦も、楽譜が読めなくても指番号で弦をおさえることができるように作成された特別テキストを講師が用意してくださいます。次の機会には、ぜひあなたもトライしてみませんか？
“ヴァイオリニスト”気分、“G線上のあなた”気分を、一緒にじっくり味わってみませんか？
