歳を重ねると身体の変化を感じることが多くなります。
増えていくシワや思い通りに動かない身体をネガティブに捉えるのではなく、
そうした変化に寄り添って生きていくことが美しい歳の重ね方なのかもしれません。
そのためには身体を適度に鍛えること、良質な睡眠を摂ること、心を鎮める呼吸法など内側からのケアと、
年齢に相応しいメイクや身だしなみといった外側のケアが大事なのではないでしょうか。
内向きの自分と外向きの自分が分断されている現代、
両方の自分に向き合っている人は、姿形だけでなく佇まいも美しいと思います。
(P5)
『大人美容 始めること、
やめること』
地曳いく子、山本浩未
宝島社/2017年
40代・50代と、まごうことなき「大人」な年齢になった女性たちは、自分の見た目に何も手をかけないとオバサンまっしぐらだし、若い頃の知識でメイクを頑張るとどうにも古臭くなってしまうというジレンマを抱えています。この本では、女性誌等で活躍する実力も人気も間違いないスタイリストとヘアメイクのおふたりが、大人の女性が「今っぽく、感じよく」生きていくための大人美容の知識を、おふたりの対談形式で余すところなく伝えてくれます。頼れる女友達のおしゃべりに混ざるような気軽な気持ちで、大人に必要な美容知識をアップデートしませんか?
(P2)
『The Granny Alphabet』
Tim Walker(著)、
Kit Hesketh-harvey(詩)、Lawrence Mynott(イラスト)
Thames & Hudson/2013年
「おばあちゃん」をテーマにした2冊の作品集。イギリスのファッション写真家であるティム・ウォーカーのキュートな写真とアーティストのキット・ヘスケス・ハーベイによる詩のコラボレーションが楽しめる第1巻、そしてイラストレーターのローレンス・マイノットによる愛くるしいイラストが詰まった第2巻がセットになっています。入れ歯や杖など身の回りの品をフューチャーした茶目っ気たっぷりの作品に癒されてみませんか。
(P151)
『いのちを呼びさますもの』
稲葉俊郎
アノニマ・スタジオ/2018年
西洋医学だけでなく伝統医療や補完代替医療など幅広く医療を修める心臓専門医・稲葉俊郎。音楽・美術・伝統芸能などの芸術と医療を結びつけ、その接点を探りながら未知なる世界を紐解きます。独自の視点で「いのち」「からだ」「こころ」の本質を掘り下げ、より良く生きるためのヒントを教えてくれる1冊です。
(P3)
『やめる美容』
友利新
光文社/2020年
「頑張ることはいいことだ」と、ひたすら努力してしまいがちなのは、日本人の真面目さ故、なのでしょうか。でも、そんな頑張り屋な私たちは、もう十分に頑張っているのだから、思い切って「やめる」方に舵をきってみてもよいのではないでしょうか。この本では、食べ方や生活習慣等について、美容や健康のために「やめる」ための知識が詰まっています。きちんとした知識を前提に「やめる」ことで、日々の生活によい変化が顕れるかもしれません。
(P143)
『きれいなシワの作り方 淑女の思春期病』
村田沙耶香
文藝春秋/2018年
とっくに卒業したと思っていた思春期。30歳を過ぎたころから起こる身体や心の変化、女としての「人生の進路」に悩む日々はまるであの頃のよう。「大人の思春期病」をテーマに、『コンビニ人間』で有名な芥川賞作家・村田沙耶香が大好きな女友達とおしゃべりするように書き留めたエッセイです。赤裸々な気持ちの吐露に思わず共感しつつも、随所に村田ワールドを楽しめる1冊。
(P191)
『ジャパン オーガニックコスメ』
日本オーガニックコスメ協会(監修)
日販アイ・ピー・エス/2020年
SDGsやサスティナブルという考え方が浸透してきた昨今。世の中では、自然環境を守り、自然に寄り添うというライフスタイルが今まで以上に注目されてきています。そんな潮流の中、肌に直接のせるコスメにもオーガニックなものが求められているのはごく自然な流れなのかもしれません。この本では、天然成分100%で作られた日本ブランドのコスメが紹介されています。また、掲載されているコスメはすべて全成分が表記されています。この本を片手に、普段使っているコスメを見直してみるのはいかがでしょうか。
(P55)
『Advanced Style—ニューヨークで
見つけた上級者のおしゃれスナップ』
アリ・セス・コーエン(著)、岡野ひろか(訳)
大和書房/2013年
写真家のアリ・セス・コーエンによるおしゃれなシニアたちのファッションスナップ。彼女は亡くなった祖母に着想を得て、ニューヨークの素敵なマダムたちを撮り続けています。スナップに添えられた彼女達の言葉からは、漲るパワーとかっこいい生き様が鮮やかに伝わってきます。チャーミングでハイセンスなマダム達のおしゃれの秘訣を知ることができる写真集です。
(P220)
『身体の言い分』
内田樹、池上六朗
毎日新聞出版/2019年
人気哲学者であり武道家でもある内田樹と革命的治療家・池上六朗の不思議な対談本。頭より身体を使った正しい生き方について、お二人がそれぞれの経験を交えながら本音で語り合います。「本当の健康とは何か?」「心軽やかに日々を過ごすには?」そんな疑問を持つ現代人必読の「読むサプリ」。不安や悩みを抱える人たちにエールを送る1冊です。本書を読んで、身体の言い分に耳を傾けてみませんか。
(P101)
『呼吸の本』
谷川俊太郎、加藤俊朗
サンガ/2010年
やさしい言葉で呼吸の方法を教えてくれる本書。読者に代わって詩人・谷川俊太郎が呼吸の先生・加藤俊朗に問いかけるQ&Aスタイルで進んでいきます。語りかけるような口調で記される加藤先生の言葉は決して押し付けがましいものではなく、読者自身が自らの呼吸や生き方を考え直すきっかけに溢れています。ゆったりした時間を生きるヒントが詰まった1冊。
(P237)
『いのちは のちの いのちへ』
稲葉俊郎
アノニマ・スタジオ/2020年
医療と異分野との取り組みを積極的に行うなど「医師」という枠組に収まらない著者。前作『いのちを呼びさますもの』に続き、本書では「対話」や「場づくり」をキーワードに新たな医療や私たち自らが関わっていく医療的な「場」について考えます。医療は病を治すだけでなく、私たちの生活すべてに関わるもの。病ではなく健康を軸に「いのち」というフィロソフィーに向き合うことができる1冊です。
(P192)
(P192)
『退歩のススメ
失われた身体観を取り戻す』
藤田一照、光岡英稔
晶文社/2017年
オンラインと技術の発達により、指先と声だけで物事を完結できるようになった現代。思考や思索を必要とせず、身体性は失われていくばかりのこの状況に、曹洞宗僧侶の藤田一照と武学研究家の光岡英稔は警笛を鳴らします。いつの間にか聞こえなくなってしまった「からだの声」にいかに耳を傾けるか。本来の姿を取り戻すために必要なこととは。進むだけでなく、立ち止まって退歩することの大事さを教えてくれる1冊です。
(P4)
『おやすみなさいのほん』
マーガレット・ワイズ・ブラウン(文)、ジャン・シャロー(絵)、
いしいももこ(訳)
福音館書店/1962年
夜になって外が暗くなると、小鳥や魚、羊や猿などのけものたち、帆掛け船や自動車、こどもたち、そんな何もかもが目をつぶり、夢の世界に旅立つ準備をします。この絵本では、そんな夜の穏やかな時間を丁寧に描いています。眠れない夜にこの本を開けば、本の中のいきものたちの寝顔と心地よい文章に誘われて、いつの間にかすうっと眠りにつけるかもしれません。
(P19)
(P19)
『睡眠の科学』
櫻井武
講談社/2017年
ヒトはその生涯の3分の1を眠って過ごします。しかし、仕事にプライベートにと忙しすぎる現代人は、「寝る時間も惜しい」と睡眠時間を削ってしまうことも少なくないのではないでしょうか。この本では、睡眠がなぜ大切なのか、心身の休息だけでない睡眠の重要な役割についての知見を得ることができます。つい疎かにしてしまいがちな睡眠との向き合い方を見直すきっかけになる1冊です。
(P138)
『身体のデザインに合わせた自然な呼吸法』
リチャード・ブレナン(著)、稲葉俊郎(監訳)
医道の日本社/2018年
呼吸の仕組みや声の出し方、呼吸器疾患、姿勢への理解を深めながら、水彩画の淡いイラストを交えて「自然な呼吸法」を解説した入門書です。間違った呼吸は呼吸器系に長期的な負荷をかけ、感情的にも物理的にも悪い影響を与えます。 誰もが生まれてから死ぬまで絶えず行なっている呼吸。身体の自然体を知る「アレクサンダー・テクニーク」を基にした本書のエクササイズで、本来の呼吸を取り戻してみませんか。
『The Granny Alphabet』
Tim Walker(著)、Kit Hesketh-harvey(詩)、Lawrence Mynott(イラスト)
Thames & Hudson/2013年
「おばあちゃん」をテーマにした2冊の作品集。イギリスのファッション写真家であるティム・ウォーカーのキュートな写真とアーティストのキット・ヘスケス・ハーベイによる詩のコラボレーションが楽しめる第1巻、そしてイラストレーターのローレンス・マイノットによる愛くるしいイラストが詰まった第2巻がセットになっています。入れ歯や杖など身の回りの品をフューチャーした茶目っ気たっぷりの作品に癒されてみませんか。
『やめる美容』
友利新
光文社/2020年
「頑張ることはいいことだ」と、ひたすら努力してしまいがちなのは、日本人の真面目さ故、なのでしょうか。でも、そんな頑張り屋な私たちは、もう十分に頑張っているのだから、思い切って「やめる」方に舵をきってみてもよいのではないでしょうか。この本では、食べ方や生活習慣等について、美容や健康のために「やめる」ための知識が詰まっています。きちんとした知識を前提に「やめる」ことで、日々の生活によい変化が顕れるかもしれません。
(P191)
『ジャパン オーガニックコスメ』
日本オーガニックコスメ協会(監修)
日販アイ・ピー・エス/2020年
SDGsやサスティナブルという考え方が浸透してきた昨今。世の中では、自然環境を守り、自然に寄り添うというライフスタイルが今まで以上に注目されてきています。そんな潮流の中、肌に直接のせるコスメにもオーガニックなものが求められているのはごく自然な流れなのかもしれません。この本では、天然成分100%で作られた日本ブランドのコスメが紹介されています。また、掲載されているコスメはすべて全成分が表記されています。この本を片手に、普段使っているコスメを見直してみるのはいかがでしょうか。
『身体の言い分』
内田樹、池上六朗
毎日新聞出版/2019年
人気哲学者であり武道家でもある内田樹と革命的治療家・池上六朗の不思議な対談本。頭より身体を使った正しい生き方について、お二人がそれぞれの経験を交えながら本音で語り合います。「本当の健康とは何か?」「心軽やかに日々を過ごすには?」そんな疑問を持つ現代人必読の「読むサプリ」。不安や悩みを抱える人たちにエールを送る1冊です。本書を読んで、身体の言い分に耳を傾けてみませんか。
(P237)
『いのちは のちの いのちへ』
稲葉俊郎
アノニマ・スタジオ/2020年
医療と異分野との取り組みを積極的に行うなど「医師」という枠組に収まらない著者。前作『いのちを呼びさますもの』に続き、本書では「対話」や「場づくり」をキーワードに新たな医療や私たち自らが関わっていく医療的な「場」について考えます。医療は病を治すだけでなく、私たちの生活すべてに関わるもの。病ではなく健康を軸に「いのち」というフィロソフィーに向き合うことができる1冊です。
(P4)
『おやすみなさいのほん』
マーガレット・ワイズ・ブラウン(文)、ジャン・シャロー(絵)、
いしいももこ(訳)
福音館書店/1962年
夜になって外が暗くなると、小鳥や魚、羊や猿などのけものたち、帆掛け船や自動車、こどもたち、そんな何もかもが目をつぶり、夢の世界に旅立つ準備をします。この絵本では、そんな夜の穏やかな時間を丁寧に描いています。眠れない夜にこの本を開けば、本の中のいきものたちの寝顔と心地よい文章に誘われて、いつの間にかすうっと眠りにつけるかもしれません。
(P138)
『身体のデザインに合わせた自然な呼吸法』
リチャード・ブレナン(著)、稲葉俊郎(監訳)
医道の日本社/2018年
呼吸の仕組みや声の出し方、呼吸器疾患、姿勢への理解を深めながら、水彩画の淡いイラストを交えて「自然な呼吸法」を解説した入門書です。間違った呼吸は呼吸器系に長期的な負荷をかけ、感情的にも物理的にも悪い影響を与えます。 誰もが生まれてから死ぬまで絶えず行なっている呼吸。身体の自然体を知る「アレクサンダー・テクニーク」を基にした本書のエクササイズで、本来の呼吸を取り戻してみませんか。